次は国道40号線を稚内中心部から南稚内の方に向かって、その途中にある
「稚内福港市場(ふくこういちば)」にやって来た。

とても大きな市場なのだ。
「タコしゃぶ」や
「あわび」、
「稚内牛ハンバーグ」?いかにも稚内らしいラインナップが揃っているのだ。

天井には大漁旗が掲げられていて、活気あふれる雰囲気だ。

その広さには思わず、びっくりぽん。
「稚内牛乳」を発見!見せてもらおうか、稚内の酪農の実力とやらを。
「牛乳」と
「飲むヨーグルト」を購入。あっさりしているけどコクがあって、おいしい牛乳なのだ。極力加工を抑えた低温殺菌の
「ノンホモ牛乳」とのこと。ノンホモ牛乳とは
「ノンホモナイズド牛乳」の略で、均質化処理をしていなくて、タンパク質や脂質にムラが残ったままで、搾りたてに近い味わいの牛乳。
「稚内福港市場」の2階には
「稚内市樺太記念館」がある。もちろん立ち寄るのだ。
「樺太40年の歩み」。樺太の北緯50度以南、いわゆる南樺太は、日露戦争終結の明治38年(1905年)から、昭和20年(1945年)までの40年間、日本の領土だった。明治時代には豊原市に
「樺太庁」が置かれ、その後、森林資源の開発が進み、パルプ工業が基幹産業になるのだ。なるほど、なるほど。

樺太の日本とロシアの国境線に設置された
「日露境界標石」。
「大泊港駅と対馬丸」。港と駅が隣接しているのだ。
対馬丸は、稚内と大泊を結ぶ
「稚泊連絡船」。冬の間、宗谷海峡は流氷で覆われるため、対馬丸は砕氷設備を搭載している。

こちらは
「稚内港北防波堤ドーム」と
「稚内稚内桟橋駅(わっかないさんばしえき」、そして稚泊連絡船
「宗谷丸」。

いろいろと歴史が詰まった町で、勉強になったのだ。

■施設の情報
①稚内福港市場
住所:稚内市港1丁目6‐28
営業時間:8:00〜16:00 (冬季 9:00〜15:00)
②稚内市樺太記念館
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:40まで)
休館日:
年末年始(12月31日〜1月5日)
11月〜3月の毎週月曜日(祝日の場合は翌日)