お昼ご飯を食べた後は、観光パンフレットで見つけた稚内市内にある
「旧瀬戸邸」に行ってみるのだ!
「稚内の漁業の歴史を伝える」資料として、有形文化財に登録されている。

旧瀬戸邸(旧瀬戸家住宅主屋)は、昭和20年代、稚内が底曳漁業(そこびきぎょぎょう)の前線基地として賑わっていた時代に建てられたんだ。沖合底曳漁業の親方である
「瀬戸常蔵氏」の邸宅で、まさに漁業が盛んな街の名士である網元の家。とても立派な建物なのだ。

ラジオやブラウン管テレビ、黒電話など、当時のままの姿で綺麗に保存されている。

お家の外観は煉瓦の煙突があり近代的な造りになっているけど、内装は日本家屋風で、畳の和室がたくさんある。

当時の稚内市内の写真なども展示されていて、漁業の発展と同時に、街がどんどん大きくなっていく様子がわかる。

立派な
「7段飾りのひな人形」。

このお部屋には、お船の資料が展示されている。

海上保安庁の巡視船
「しらなみ」の模型が展示されている。海上保安庁の北方警備では、宗谷海峡からオホーツク海では、豊かな漁場である一方で、厳しい気象海象のため海難事故が多かったり、ロシアとの国境付近でのトラブルに対応したとのこと。

漁船の旗なのだ。大きくて派手でかっこいいのだ。底曳漁船の模型もあったけど、たあ君がちょうど前に立っていて隠れちゃってる。これはしたり。

この建物は、吉永小百合主演の
「北の桜守(きたのさくらもり)」という映画のロケでも使われたらしい。
「北の桜守」は、まさに終戦の年に樺太から北海道に引き揚げてきた親子の話だ。

これは
「足踏みミシン」。たあ君も、昔、おばあちゃんの家で見たことがある。電動ではなく足踏みでミシンを動かすのだ。
「カタンカタン」とリズミカルないい音がする。

■施設の情報
住所:稚内市中央4丁目8-27
開館期間
夏季:4月上旬から10月31日まで
冬季:11月1日から翌年3月31日まで
開館時間
夏季:10:00~18:00
冬季:9:00~16:00
(入館は閉館時間の20分前まで)
休業日
夏季:無休
冬季:不定休