先月の話になるけど、札幌駅前通りをずっと真っすぐ進んで、すすきのを抜けた先にある
「中島公園」に行ってきた。札幌200万人都市のど真ん中に、綺麗な紅葉を楽しめる場所があるのだ。

公園の中に大きな池があって、その向こうには高層マンションがそびえ立っている。自然と都会の景色が一緒になって、なんだか不思議な感じ。

ちょうど、公園では毎年恒例の
「札幌焼きいもテラス」のイベントが催されていて、すごく賑っている。香ばしい焼きいもの香りがあちこちから漂ってきて、思わず覗いてしまうのだ。

焼きいもを1本購入。焼たてでほくほく、甘くてとってもおいしいのだ。

中島公園には西洋風の白い建物
「豊平館(ほうへいかん)」がある。
「豊平館」は国の重要文化財に指定されていて、1880年(明治13年)に開拓使によって建設され、翌年の1881年には明治天皇が宿泊。そのときは大通公園付近にあったけど、1958年に現在の中島公園内に移築された。

入口を入ると、まずは広いロビーになっていて、奥に象徴的な赤い階段がある。当時の姿がそのまま保たれているみたいで、まるで当時にタイムスリップしたような気分になるのだ。

大きな時計、昭和2年に市民から贈呈されたドイツ製
「グランドファーザークロック」と言うらしい。

こちらは
「百合」というお部屋。お部屋には全て植物の名前が付けられている。見るからに家具も立派だ。

赤い階段を上がって2階に行くと、社交場みたいな広い広間が待っている。

こちらは
「椿」というお部屋。昔は着替えなどされる部屋だったけど、今はどうやら結構式とかのイベントで使われているようだ。

そして
「明治天皇」をはじめ
「大正天皇」「昭和天皇」が、札幌に来たときに滞在されたお部屋
「梅」。

そのお隣に
「梅寝間」。宿泊されたお部屋も残っている。
「豊平館」は、北海道開拓における歴史的建造物なのだ。
「豊平館」の中にはカフェ
「喫茶室ハルニエ」があって、ちょっとお邪魔するのだ。
「豊平館オリジナルコーヒー」と
「焼き菓子」を頂く。

北海道らしいバターをたっぷり使った焼き菓子で、コーヒーのお供にバッチリなのだ。

■施設の情報
豊平館
住所:札幌市中央区中島公園1-20
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日 毎月第2火曜日(祝休日の場合は直後の平日)
年末年始(12月29日~1月3日)
喫茶室ハルニレ
営業時間:11時~15時(休館日は豊平館と同じ毎月第2火曜日)