犬山城を堪能した後は、犬山城下町の
「本町通り」をぶらりとお散歩。昔ながらの風情が漂う古い町並みや、趣ある商店が軒を連ねる。

そして
「IMASEN犬山からくりミュージアム」に立ち寄るのだ。

ここは江戸時代から受け継がれる
「からくりの博物館」で、伝統的な
「からくり人形」の美しい動きや仕掛けを間近で楽しめる博物館。

犬山には、1635年から続く歴史ある
「犬山祭」があり、豪華絢爛な13輌の山車が街を練り歩き、その山車には精巧な
「からくり人形」が乗せられている。これらの
「からくり人形」は、巧みな動きで観客を魅了するだけでなく、この地域を代表する伝統工芸として受け継がれているのだ。
「犬山からくりミュージアム」では、からくり人形の操作実演を見ることができる。
「茶運び人形」は、ゼンマイ仕掛けで、お盆の上にお茶を乗せると進み始める。

そして、茶碗を取る動きを止め、茶碗を戻すと向きを変えて戻って行くのだ。この巧みな動きは、ゼンマイとカムと歯車で実現されている。
「からくり人形」は、犬山祭の
「山車」に取り付けられ、華やかな舞を披露する。人形の操作は、山車の下部にある箱の中で4~5人の操者が息を合わせて行い、歩く動作や扇子を振る仕草などを繊細に表現するその姿は、まるで本物の人が舞っているかのように見えるのだ。

この
「からくり人形」は、
「浦島太郎」。クライマックスでは、からくりによって瞬時に
「お爺ちゃん」になってしまう。

ミュージアム内には、その他
「からくり人形」がいろいろ展示されている。ガラス張りなので写真を撮るのが難しいのだ。
「犬山からくりミュージアム」のお隣に、犬山市文化資料館
「城とまちのミュージアム」がある。

ここでは各資料室は撮影禁止だが、1階のロビーのみ写真撮影が可能。江戸時代の城下町の様子を再現した模型が展示されている。
「犬山城」には、本丸、杉の丸、桐の丸、樅の丸、松の丸と、曲輪(くるわ)があった。わかりやすいのだ。

そして
「犬山祭の山車」の模型を見つけた。それぞれの山車の上部に
「からくり人形」と
「操る人」が入る部分があるのだ。

■施設の情報
IMASEN犬山からくりミュージアム
住所:愛知県犬山市大字犬山字北古券8番地
開館時間:9:00~17:00(最終入館は16:30まで)
休館日:年末