2日目は、
「加賀百万石・石川県」の歴史を学ぶため、
「石川県立歴史博物館」に来たのだ!赤レンガ造りの洋館で、明治時代に旧陸軍の兵器庫として建てられた建物を活用していて、国の
「登録有形文化財」に指定されている。

豊臣秀吉の近習・前田利家に仕えた武将
「加藤遠江守(光泰)」の甲冑!そう、ここは秀吉と仲の良かった加賀
「前田利家」の領地なのだ。

加賀藩
「日本最大級」の大名行列のフィギュアが展示されている。

江戸時代の
「参勤交代」のときの大名行列、まさかの長さにびっくりぽん。約2000人の行列で、金沢から江戸まで12泊13日。今のお金で旅費は片道、約1億5000円かかったらしい。

加賀藩がどうやって領地を広げて
「百万石」に至ったのか、年表や地図でわかりやすく紹介されてる。なるほどなるほど。利家に続いて、利家の子・利長の功績も大きかったようだ。

城下町の模型を見ると、町がとってもにぎやかだった様子が伝わってくる。

そして、日本海を南北に行き来していた
「北前船」の地でもある石川。北海道の昆布を使った料理が今でも多いそうだ。

明治時代。廃藩置県で
「加賀藩」は消え
「石川県」が誕生。
「前田家」は東京へ移り住むことに。

その後、金沢には歩兵第七連隊や第9師団司令部が置かれ
「軍都」となる。日清戦争や日露戦争にも出兵し、多くの犠牲も出たのだ。

こちらが明治時代の金沢駅。明治31年には北陸線が開通して、大阪や京都と鉄道でつながるようになった。

第二次世界大戦では奇跡的に空襲を免れて、金沢の古い町並みが今も残っている。

こちらは特別名勝
「兼六園」のジオラマ。ちなみに
「名勝」とは、風景の美しさや文化的・歴史的価値が高い場所のこと。

細かいところまでよく作られている。

■施設の情報
石川県立歴史博物館
住所:石川県金沢市出羽町3-1
開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:年末年始、資料の展示替え・整理の期間