りすのたあ君です。
今日はの肴に石川県の郷土菓子『かきもち』を揚げました。

一年の中で一番寒い頃(小寒〰節分までの間)に餅をつき、スライスして、カンカラカンに干します。それを長い間保存しておいて、時々油で揚げたり、オーブントースターで焼いて食べます。
なぜそんな寒い時に作るのか…理由は、水が冷たいから。冷たいから菌も少ないわけで、その後の耐久性に優れている訳です。
同じ理由から、各家庭では、味噌もこの時期に作ります。
正月明け〰節分までの約一ヵ月間の冷たい貴重な水は、『寒の水』と呼ばれています。

今回は、市販品のかき餅を使いましたが、各家庭で作られているので、そこそこで味が違います。砂糖をたくさん入れる家庭、塩だけの家庭、昆布、ゴマ、豆など、多種多彩です。ご近所さんから、今年のをどうぞ…とおすそわけを貰うと、だいたいどこの家からもらったかき餅がわかったりするものです。
大人になった今、ご近所さんの○○味のかき餅が食べたくなることが、たまにあります。
今だったら、作ると余計に高くついたりするのでしょうね、きっと。