「道の駅あっさぶ」を出発して、右手に日本海を見ながら車で20分くらい、
「えさし海の駅・開陽丸」に到着。

実は旅行に出る前に、昔テレビで放送された年末時代劇
「五稜郭」を見て予習をしてきたのだ。
「開陽丸(かいようまる)」とは江戸幕府の軍艦で、司令官は
「榎本武揚(えのものたけあき)」。江戸幕府が薩長新政府軍に江戸城を開城をしたとき、武装解除を求められたが、僚艦を従い
「榎本脱走艦隊」として
「蝦夷(北海道)」へ向かった。戊辰戦争終盤の箱館戦争では、旧幕府軍の主力艦として戦うが、江差沖で座礁、沈没してしまうのだ。

主人公は、その
「榎本武揚」と、会津戦争から合流した新選組
「土方歳三」。彼らは、ここ北海道で
「蝦夷共和国」の建国を目指す。
「海の駅・開陽丸」のお庭には大砲が並べられている。迫力満点なのだ。
「開陽丸」は蒸気機関を持っているが
「帆船」。思ったより大きい。

帆を立てるマストも高い。

この復元された開陽丸は
「開陽丸記念館」になっている。さっそく乗船するのだ。

船の側面にはずらっと大砲が並んでいる。

ちょんまげをした兵隊さんたちの人形も並べられていて臨場感があるのだ。当時の大砲の打ち方がよくわかる。

砲弾がたくさんあるのだ。

全て船に積まれていたのだろうか?
「開陽丸」は、江差港近くの沖合で沈没したため、大部分が引揚げられていて展示物もたくさんある。

こちらでは
「榎本武揚」が作戦会議中。

さて、甲板に出る。全長73m。甲板は構造物が少なくて広い。

マストが高いのだ。風も強くて、リスでも登るのが大変な高さなのだ。
「ヨーソロー」。夕日が美しいのだ。
※ヨーソロー(宜候):航海用語で船を直進させること。

■施設の情報
開陽丸記念館
住所:檜山郡江差町字姥神町1番地10
開館時間:9:00~17:00(券販売は16:30まで)
休館日:
4月~10月: 無休
11月~3月末:月曜日・祝日の翌日
12月31日~1月5日 年末年始休館