次は江戸時代の街並み
「いにしえ街道」にある
「旧中村家住宅」を見学。
「国指定重要文化財・旧中村家住宅」、ニシン漁の時代に栄えた商家の建物なのだ。

中に入ってみると、とても広い豪勢な日本家屋。さぞかし儲かっていたに違いない。

番台。たあ君もそろばんをはじいてみるのだ。

ここは
「主屋」で
「文庫倉」、その奥に秘密があるらしい。

奥の
「ハネダシ」までやって来た。
「ハネダシ」とは江差を中心に北海道の西海岸に発達した特殊な倉庫建築で、海と斜面に挟まれ平野が乏しい地域であるため、二階が海岸などにはみ出した形の部屋。

ここでは
「ニシン漁」で使われた道具や、ニシン漁最盛期の様子などが紹介されている。そう言えば、岩内に住んでいたたあ君のおばあちゃんは、子供の頃、3時のおやつは
「数の子」だったとか言っていた。

元々、ニシン漁は豊漁と不漁の差が大きく、数年単位で豊漁、不漁を繰り返してきたが、1913年から全くニシンの回遊が見られなくなったらしい。もはや一世紀以上前の出来事だが、この先、北海道のサケ、サンマ、イカについても、たあ君は心配になったのだ。

■施設の情報
旧中村家住宅
開館時間:9:00~17:00
休館日
4月~10月:無休
11月~3月:月曜日・祝日の翌日が休館
年始年末(12月31日~1月5日)