富良野を出発して国道38号線を南下、南富良野町
「旧JR幾寅(いくとら)駅」に来た。今年の3月に、根室本線の富良野~新得町間が廃線になり、同時に
「JR幾寅駅」も廃止になった。

この
「幾寅駅」は、高倉健主演の映画
「鉄道員(ぽっぽや)」の舞台
「幌舞(ほろまい)駅」でもあり、今は
「鉄道員(ぽっぽや)ローケーション記念展示コーナー」になっている。

ちなみに
「鉄道員(ぽっぽや)」とは、鉄道員一筋に生きてきた乙松(高倉健)が、定年退職の年を迎え、駅長を務める幌舞駅も廃線・廃止になろうとしていたとき、生まれたばかりの一人娘を病気で失い、妻にも先立たれ、家族よりも仕事優先で生きてきたことを悔やんでいたが、その娘(
「雪子」:末広涼子)が、お化けになって成長した姿で慰めに来るというちょっと幻想的な話。これは乙松さんの机。
「異常なし」と日誌に書くのだ。

さらに奥に行くと、映画のポスターなどが展示されている。

ロケセットの
「幌舞駅」時刻表なのだ。1日7本。かっこいいのだ。

この映画は
「志村けん」唯一の映画出演作品でもある。

これは、乙松駅長(高倉健)が来ていた制服。たしか映画では畳の部屋があって、同僚の仙ちゃん(小林稔侍)と飲み明かしていたはず?

ホームの方に出てみるのだ。よく映画に出てきた風景なのだ。映画に続いて、本当に廃線になってしまった。

ホームから見下ろすと、階段があって、こんな感じだったのだ。

駅の横には映画に登場した
「だるま食堂」の建物と、幌舞線の車両
「国鉄キハ40形気動車」が展示されている。

よく見ると前半分にカットされているのだ。

乗ってみるのだ。懐かしい感じ。昔の向かい合って座る車両。

記念に、たあ君とたあいち君も座席に座っておくのだ。

楽しいのだ。

■施設の情報
旧JR幾寅駅(幌舞駅)
住所:空知郡南富良野町字幾寅