納沙布岬にある
「根室市北方領土資料館」を見学するのだ。施設の壁には朝日が昇る納沙布岬の絵が描かれているのだ。

1階には、まず大きな北方領土の地図が掲げられている。北方領土とは
「色丹島、歯舞群島、国後島、択捉島」の四島。現在は、ロシアによって実行支配されていて、日本人は立ち入ることができない。

どうやら1945年、北方領土には約1万7300人の日本人が住んでいて、終戦のどさくさでソ連に占領され、本土に強制退去させられたようだ。

その他、1階には北方四島に生息する動物たちが紹介されている。もちろん、エゾリスもいるのだ。たあ君にそっくりで、かわいいのだ。

水産資源も豊富な北の海。ちょうど
「千島海流(親潮)」と
「日本海流(黒潮)」がぶつかる海域で、たくさんの種類のお魚が生息している。今晩は蟹を食べようかな?

2階に上がってみるのだ。2階では北方領土に住んでいた人々の生活がパネルで紹介されている。

昆布や海苔、ホタテを中心とした沿岸漁業の他、サケマス、タラなどの沖合漁業も盛んだったのだ。




根室からつながる電話線もあったようだ。

「北方領土資料館」は、戦前、北方領土に住んだ日本人の生活を紹介し、北方領土は日本固有の領土であることを周知する施設なのだ。いろいろと、お勉強になったのだ。

■施設の情報
根室市北方領土資料館
住所:根室市納沙布岬33番地2
開館時間:9:00~17:00
休館日:毎週水曜日